税理士として思う事 ≪車の買い替え時期≫
2024年11月25日
車検の時に「買い替え時ですよ」って言われたり、「節税対策に車でも買おうかな」と検討されている方もおられると思います。
税理士田川として私見を申し上げますと、自動車の買い替え時期は故障して修理不能な時、または、残存価額に対してあまりにも高額な修理費用が見込まれる時(エンジンの載せ替えなど)です。
修理して直るなら修理した方が絶対お得です。
買い替えるにしても、車検の時に運良く気に入った納得できるクルマと出会えるかどうかなんて運次第ですよね。新車の場合、納車まで何か月もかかることもよくあります。
まずは車検を通して、ゆっくりと好きなタイミングで買い換えたらいいと思います。
ガソリン代が高くなったからハイブリッド車でも、とお考えの方も今一度お考えください。
たとえば一か月1万円のガソリン代がゼロになったとしても節約できるガソリン代は年12万円です。次の車検まで24か月でも24万円。ガソリン車より割高なハイブリッド車を購入するよりもずっとお得です。
走行距離が10万キロ超えたからそろそろ、10年乗ったからそろそろ、なんて事もないです。
定期的にメンテナンスをしているという前提ではありますが、今のクルマは10万キロ程度走ったくらいでダメになるなんてあり得ないですし、10年程度でダメになることもありません。
そうなんです!
「節税対策でクルマでも買おうか」はお得ではありません。
購入する回数を少なくする工夫をして出来るだけ購入を先延ばしする! が一番お得です。
もちろん、サラリーマンの方も同様です。
車両本体価格に対する消費税だけを考えても購入する回数を出来るだけ少なくする方が得よね、と思っちゃいます。
以上、税理士田川がお金という観点から私見を述べさせていただきました。
ご参考にしていただければ幸いです。