税理士として思うこと【基本に忠実が記帳の近道】
2022年08月08日
近年では銀行データから自動で仕訳が入力できたり、領収書をスキャンすることで自動的に仕訳が入力できたりします。AIの学習機能で勘定科目もほぼ正確に自動で入力してくれるようになりました。
しかしながら・・・。
商いの基本である「収益から費用を引いたら利益」という基本構造をイメージできていない方がおられます。
もう少し丁寧に表現すると「売上高から仕入高および販売管理費を引いたら営業利益」ということになります。
結局のところ、計算式のスタートは売上高(収益)なんです。
売上高を正確に計上できているのか、その売上高に対応した費用は正確に計上できているのか、今一度確認されてはいかがでしょうか。
私は税理士として記帳の重要性を肌で感じています。
20年以上税理士をしていますが、記帳ができている会社の業績は間違いなく良好です。
「経理はお金を生まない」と思っておられる経営者の方がおられたらそれは誤解です。
黒字決算への第一歩は正確な記帳からです。